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2019/06/13 18:00更新

都心5区ビル空室率、低下余地に乏しさ

 三幸エステート(株)は13日、2019年5月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。


 東京都心5区の空室率は0.61%(前月比0.03ポイント減)と、再び低下。2ヵ月前に統計開始以来の最低値である0.52%まで低下したが、その前後では0.6%台の小幅な動きが継続。オフィス需要は旺盛だが、空室床が極端に乏しいため、空室率が低下しにくい状況が続いている。現空面積は4万1,858坪(同2,441坪減)。


 1坪当たりの募集賃料は3万105円(同223円増)と上昇。09年3月以来となる3万円台を回復した。募集面積は25万2,563坪(同1,022坪減)となった。


 全国6大都市の空室率は、東京23区が0.8%(同0.1ポイント減)、札幌市1.6%(同増減なし)、仙台市4.6%(同0.1ポイント増)、名古屋市2.0%(同0.2ポイント減)、大阪市1.4%(同0.2ポイント減)、福岡市1.4%(同0.1ポイント増)。




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