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2021/01/21 18:00更新

20年の首都圏既存マンション価格、上昇傾向維持

 (株)東京カンテイは21日、2020年の三大都市圏における中古(既存)マンション70平方メートル換算価格と、その年別推移を発表した。


 20年の首都圏平均は3,734万円(前年比0.7%上昇)。都県別では、東京都5,167万円(同3.3%上昇)、神奈川県2,872万円(同0.3%下落)、埼玉県2,282万円(同0.1%下落)、千葉県2,108万円(同2.8%上昇)。東京都での上昇率が神奈川県や埼玉県での弱含みをカバーする形で、圏域平均の価格水準はさらに高まった。


 近畿圏は2,454万円(同5.3%上昇)となった。都県別では、大阪府が2,641万円(同4.1%上昇)、兵庫県が2,164万円(同5.9%上昇)と、いずれも上昇傾向が続いている。


 中部圏は1,949万円(同0.6%上昇)。愛知県は2,080万円(同1.2%下落)に。新型コロナ禍による地域経済への悪影響に加え、リニア中央新幹線の工事進捗の遅れなどもあり、実需・投資ニーズの減退から価格上昇にブレーキがかかった。


 なお12月単月では、首都圏が3,839万円(前月比1.0%上昇)と4ヵ月連続のプラスとなり、さらに2月に記録した過去最高値(3,824万円)を更新した。近畿圏は2,499万円(同0.6%上昇)、中部圏は1,957万円(同0.4%上昇)だった。




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