不動産関連ニュース

2021/02/24 18:00更新

20年のマンション、発売戸数6万戸割れ

 (株)不動産経済研究所は24日、2020年の全国マンション市場動向を発表した。


 同年のマンション発売戸数は、全国で5万9,907戸(前年比15.2%減)。2年連続の減少で6万戸割れ。コロナ禍で1976年の4万9,955戸以来の低水準にとどまった。
 地域別では、首都圏2万7,228戸(同12.8%減)、近畿圏1万5,195戸(同15.8%減)、東海・中京圏5,386戸(同15.8%減)と三大都市圏が2ケタ減。その他エリアは、北海道1,148戸(同17.4%減)、東北1,178戸(同36.9%減)、関東763戸(同42.7%減)、北陸・山陰554戸(同22.3%増)、中国1,624戸(同40.4%減)、四国1,034戸(同122.4%増)、九州・沖縄5,797戸(同32.0%減)となった。


 1戸当たりの平均価格は4,971万円(同3.8%上昇)、1平方メートル当たり単価は75万8,000円(同4.4%上昇)。平均価格は4年連続、単価は8年連続の上昇で、いずれも過去最高を更新した。


 事業者別の供給戸数では、(株)プレサンスコーポレーションが4,342戸で首位。以下、野村不動産(株)(3,791戸)、住友不動産(株)(3,512戸)、三井不動産レジデンシャル(株)(2,334戸)と続いた。


 21年の発売戸数は6万9,000戸(同15.2%増)と、3年ぶりの増加となる見通し。




Copyright (c) All Japan Real Estate Federation. All Rights Reserved.