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2021/08/02 18:00更新

4〜6月のマンション市場総戸数は10万2,475戸

 (株)東京カンテイは2日、2021年第2四半期(4〜6月)における、全国のマンション市場の新築供給戸数と中古(既存)流通戸数に関するレポートを発表した。


 全国の新築マンション供給戸数と既存マンション流通戸数を合わせたマンション市場総戸数は10万2,475戸(前年同期比0.3%増)と、5期ぶりに前年同期の水準を上回った。


 内訳を見ると、新築マンション供給戸数は2万122戸(同116.9%増)と大幅に増加。この理由については、あくまで20年第2四半期における供給戸数の急減による影響を多分に含んだイレギュラーなものであると分析。なお、戸数自体はコロナ以前の水準(19年同期:1万8,613戸)を上回っており、新築市場においてはコロナ禍による供給状況への影響はおおむね解消されたとしている。また、市場全体に占めるシェアは19.6%で目立った変化は見られなかった。


 既存マンション流通戸数は8万2,353戸(前年同期比11.3%減)で、2期連続の2ケタマイナスに。減少率はやや縮小したものの、すべての圏域において前年同期比が軒並みマイナスとなっている状況に変わりはない。


 新築・既存マンション市場規模(1戸平均価格×戸数で算出)は約3兆6,390億円(同22.7%上昇)で、2期ぶりのプラスとなった。その内訳は、新築マンション市場規模が約1兆1,789億円(同233.1%上昇)、既存マンション市場規模が約2兆4,600億円(同5.8%下落)。




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