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2021/11/09 18:00更新

首都圏既存戸建て価格、大きく反転上昇

 (株)東京カンテイは9日、2021年10月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。


 首都圏は3,645万円(前月比15.4%上昇)と、3ヵ月ぶりに大きく上昇した。都県別に見ると、東京都は、目黒区や大田区、世田谷区で高額の売住戸が出たことが影響し、5,579万円(同19.1%上昇)と、3ヵ月ぶりに大幅上昇。神奈川県は3,974万円(同13.3%上昇)と、2ヵ月連続で上昇。千葉県は2,562万円(同8.6%上昇)と、大きく反転上昇、埼玉県は2,756万円(同9.4%上昇)と、反転上昇した。


 近畿圏は2,577万円(同0.4%下落)と反転下落。府県別では、大阪府が2,689万円(同2.3%下落)と2ヵ月連続の下落、兵庫県は2,535万円(同3.8%下落)、京都府は3,642万円(同11.9%上昇)となった。京都は大幅上昇となったが近畿圏の平均価格は弱含み、長期的な下落トレンドは継続している。


 中部圏は2,195万円(同9.1%下落)、愛知県は2,840万円(同5.5%下落)となった。


 福岡県は2,283万円(同13.8%上昇)と、大幅に反転上昇した。




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