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2021/11/16 18:00更新

首都圏分譲M賃料、過去最高を更新

 (株)東京カンテイは16日、三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出している。


 首都圏の平均賃料は3,308円(前月比0.4%増)で小幅ながら3ヵ月ぶりに上昇し、2009年の調査開始以来初めて3,300円台に乗った。首都圏では15年以降じわじわと上昇を続けており、特に19年頃から上昇が加速している。都県別では、東京都が3,738円(同0.4%上昇)、神奈川県が2,393円(同0.3%上昇)、埼玉県が1,783円(同1.6%低下)、千葉県が1,745円(同0.6%上昇)となった。


 近畿圏は1,965円(同0.4%上昇)と反転上昇した。大阪府は2,132円(同0.1%低下)、兵庫県は1,681円(同0.6%上昇)と、強含んだ兵庫県が圏域全体の平均を押し上げた。ただし、両府県とも6月以降前年同月を下回っており、中長期的には弱含んだ推移となっている。


 中部圏は1,860円(同2.0%低下)と大きく低下した。築古事例の増加が主な要因で、主要エリアである愛知県も1,899円(同2.1%低下)と大きく低下している。




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