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2022/06/09 18:00更新

首都圏新築戸建て、8ヵ月ぶりに価格上昇がストップ

 (株)東京カンテイは9日、2022年5月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。


 首都圏の平均価格は4,204万円(前月比横ばい)で、8ヵ月ぶりに上昇がストップ。都県別では、東京都5,240万円(同1.0%下落)、神奈川県4,621万円(同2.1%上昇)、千葉県3,539万円(同3.1%下落)、埼玉県3,613万円(同0.4%下落)と、神奈川県以外の1都2県が下落するなど、弱含みで推移した。建築コストの上昇により価格の上昇圧力もかかっているが、価格を上げれば販売に影響する可能性が高いため、結果的に価格上昇が抑えられている。


 近畿圏は3,404万円(同0.1%下落)で、4ヵ月ぶりの下落。大阪府は3,571万円(同3.3%下落)、兵庫県3,457万円(同0.2%上昇)、京都府3,445万円(同1.1%下落)となった。兵庫県が4ヵ月連続での上昇となった一方、京都府は4ヵ月連続で下落した。


 中部圏は3,275万円(同0.3%上昇)で2ヵ月連続上昇。愛知県は3,438万円(同0.2%下落)で反転下落した。


 宮城県は3,195万円(同0.4%下落)。福岡県は3,473万円(同3.2%上昇)だった。




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