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2023/04/07 18:00更新

新築小規模戸建て価格、3圏域いずれも下落

 (株)東京カンテイは6日に発表した、2023年3月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格動向によると、首都圏・近畿圏・中部圏の3圏域の平均価格がいずれも下落転じたことが分かった。同調査は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。


 首都圏の平均価格は5,226万円(前月比1.1%下落)と反転下落した。都県別では、東京都6,454万円(同1.9%下落)、神奈川県4,773万円(同2.0%上昇)、千葉県4,257万円(同1.0%下落)、埼玉県4,187万円(同2.5%下落)と神奈川県のみで上昇し、22年10月に下落基調に転じる以前の価格を上回った。いずれの都県も前年同月との比較では上昇を維持している。


 近畿圏の平均価格は3,772万円(同1.0%下落)と反転した。主要府県別では、大阪府が3,581万円(同4.3%減)、兵庫県が4,178万円(同1.1%上昇)、京都府が4,071万円(同6.7%上昇)となった。京都府では14年4月の調査開始以来初めて4,000万円を上回ったものの、近畿圏全体の上昇には至らなかった。


 中部圏は3,931万円(同0.3%下落)。愛知県が3,967万円(同0.1%下落)とわずかながら下落に転じた。




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