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2023/05/17 18:00更新

分譲マンション賃料、首都圏・近畿圏で上昇鈍化

 (株)東京カンテイは17日、2023年4月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。


 首都圏の平均賃料は3,494円(前月比0.5%上昇)と6ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都3,974円(同0.7%上昇)、神奈川県2,535円(同1.3%低下)、埼玉県2,025円(同1円上昇)、千葉県1,935円(同0.3%上昇)。東京は7ヵ月連続の上昇したものの、上昇率自体は鈍化傾向が続いている。また、埼玉と千葉は平均築年数が若返ったのに対して上昇率は小幅にとどまった。神奈川県は3ヵ月ぶりに低下した。


 近畿圏の平均賃料は2,218円(同0.3%上昇)と3ヵ月連続で上昇したものの、前月・全前月に比べて上昇率は小さくなった。府県別では大阪府が2,477円(同0.2%上昇)、兵庫県が1,827円(同0.4%上昇)。大阪は5ヵ月連続、兵庫は2ヵ月連続の上昇だった。


 中部圏は1,954円(同2.6%低下)。愛知県が1,999円(同2.4%低下)となった。愛知県で平均築年数が2年近く上昇したため、圏域全体・同県ともに大きく下落した。




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