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2023/08/10 18:00更新

首都圏の小規模戸建て価格、4ヵ月連続で上昇

 (株)東京カンテイは9日、2023年7月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内。木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。


 首都圏の平均価格は5,320万円(前月比0.1%上昇)と、わずかながら4ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が6,459万円(2.4%上昇)と反転上昇。分譲戸数が23区および都下ともに減少し、全体では696戸(同10.7%減)となっている。神奈川県は4,637万円(3.6%下落)と反転下落。千葉県は4,352万円(同2.2%上昇)と再び上昇に転じた。埼玉県は4,376万円(同2.6%上昇)と反転上昇となった。東京都では上昇に転じたが、神奈川県の下落が響き、首都圏全体ではわずかな上昇にとどまった。


 近畿圏の平均価格は3,833万円(同1.6%上昇)。主要府県別では、大阪府が3,729万円(同0.3%下落)と2ヵ月連続の下落。兵庫県は4,280万円(同4.2%上昇)と2ヵ月連続の下落から上昇に転じた。京都府は3,824万円(同3.9%上昇)と3ヵ月連続の下落から反転上昇した。


 中部圏は3,754万円(同3.6%下落)。愛知県は3,785万円(同3.6%下落)と2ヵ月連続の下落で、平均土地・建物面積も縮小している。




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