不動産関連ニュース

2024/01/17 18:00更新

23年首都圏分譲M賃料、全域的に上昇

 (株)東京カンテイは17日、2023年通年の三大都市圏(主要都市別)の分譲マンション賃料の推移を発表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出したもの。


 23年の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たりの年間平均賃料は3,512円(前年比5.5%上昇)と、再び上昇率が拡大。東京都は4,033円(同7.5%上昇)で、特に東京23区は4,152円(同8.0%)と顕著な伸びを示したこと等が、その要因として挙げられる。そのほか、神奈川県は2,515円(同2.9%上昇)、埼玉県は2,007円(同6.9%上昇)、千葉県は1,939円(同5.7%上昇)といずれもプラスに推移した。


 近畿圏は2,190円(同4.4%上昇)と、昨年に続き2,000円の大台を突破。6年連続の上昇となった。大阪府は2,458円(同5.0%上昇)と、堅調な正味トレンドや事例の築浅化が影響して4年連続の上昇。兵庫県は1,831円(同5.6%上昇)と昨年に引き続き上昇した。
 中部圏は1,945円(同1.6%上昇)と4年連続の上昇。愛知県は1,992円(同1.8%上昇)と4年連続の上昇。共に上昇率は減少したもののプラスに推移した。


 23年12月の分譲マンション賃料は、首都圏が3,561円(前月比0.4%上昇)と先月に引き続き上昇。東京都は4,131円(同0.5%上昇)と先月に引き続き上昇。そのほか、神奈川県は2,526円(同1.3%上昇)、千葉県は1,977円(同0.8%上昇)といずれも堅調に推移した。一方、埼玉県は2,024円(同0.6%下落)と、平均築年数が1年程度進んだことが影響してマイナスに推移した。


 近畿圏は2,155円(同1.0%下落)と3ヵ月連続で下落。大阪府は2,425円(同1.3%下落)と反転下落。兵庫県は1,831円(同1.1%下落)と先月に引き続き下落した。 
 中部圏は1,925円(同0.6%上昇)と反転上昇。愛知県は1,976円(同0.6%上昇)と先月に引き続き上昇した。




Copyright (c) All Japan Real Estate Federation. All Rights Reserved.