不動産関連ニュース

2024/02/28 18:00更新

23年のマンション、発売戸数は6万5,000戸

 (株)不動産経済研究所は28日、2023年の全国新築分譲マンション市場動向を発表した。


 同年のマンション発売戸数は、全国で6万5,075戸(前年比10.8%減)と2年連続の減少。地域別では、首都圏2万6,886戸(同9.1%減)、近畿圏1万5,385戸(同13.8%減)、東海・中京圏6,144戸(同 3.3%減)と三大都市圏はいずれも減少した。その他エリアは、北海道1,574戸(同26.3%減)、東北地区1,656戸(同43.8%減)、首都圏以外の関東地区1,461戸(同25.4%減)、北陸・山陰地区617戸(同11.4%増)、中国地区2,836戸(同44.7%増)、四国地区405戸(同65.9%減)、九州・沖縄地区8,111戸(同4.0%減)となった。多くのエリアが落ち込んだ一方、中国地区は2,000戸を2年ぶりに上回った。一方で、四国が1,000戸を下回るのは19年以来4年ぶりとなった。


 1戸当たりの平均価格は5,911万円(同15.4%上昇)、1平方メートル当たり単価は92万円(同16.0%上昇)といずれも記録的高値となり、平均価格、1平方メートル当たり単価ともに7年連続で最高値を更新した。


 事業者別の供給戸数では、三井不動産レジデンシャル(株)が3,423戸で首位に。以下、(株)プレサンスコーポレーション(3,390戸)、野村不動産(株)(3,061戸)、住友不動産(株)(2,859戸)、三菱地所レジデンス(株)(2,093戸)、(株)タカラレーベン(1,982戸)、あなぶき興産(株)(1,773戸)、(株)オープンハウス・ディベロップメント(1,647戸)、エスリード(株)(1,607戸)、阪急阪神不動産(株)(1,590戸)と続いた。三井不動産レジデンシャルは13年以来10年ぶり、2回目の全国首位となった。


 24年の発売戸数は7万1,000戸の見込み。




Copyright (c) All Japan Real Estate Federation. All Rights Reserved.