国土交通省は31日、2024年4月の建築着工統計を公表した。
同月の新設住宅着工戸数は7万6,583戸(前年同月比13.9%増)と、11ヵ月ぶりに前年同月を上回った。新設住宅着工床面積は576万6,000平方メートル(同9.1%増)で、15ヵ月ぶりの増加。季節調整済み年率換算値は88万戸(前月比15.8%増)だった。
利用関係別では、持家が1万7,878戸(前年同月比3.9%減)となり、29ヵ月連続で減少した。貸家は3万4,598戸(同20.6%増)で、前月の減少から再び増加した。分譲は2万2,955戸(同16.5%増)で、4ヵ月ぶりの増加。このうちマンションは1万2,226戸(同69.0%増)で4ヵ月ぶりの増加、一戸建住宅は1万579戸(同14.4%減)と18ヵ月連続で減少となっている。
三大都市圏別では、首都圏が総戸数2万6,747戸(同11.7%増)。内訳は持家3,780戸(同2.1%増)、貸家1万2,039戸(同8.2%増)、分譲1万856戸(同19.8%増)。中部圏は総戸数8,393戸(同11.1%増)、持家2,712戸(同1.2%増)、貸家3,309戸(同25.7%増)、分譲2,250戸(同1.9%増)。近畿圏は総戸数1万3,656戸(同31.8%増)、持家2,337戸(同1.2%増)、貸家7,042戸(同51.0%増)、分譲4,258戸(同28.0%増)だった。