国土交通省総合政策局は10日、2002年7月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
これによると建設工事受注高は4兆5,953億円で、対前年同期比▲8.1%となった。そのうち元請受注高は3兆2,586億円(前年同期比▲4.2%)で、下請受注高は1兆3,366億円(同▲16.4%)であった。
元請受注高のうち公共機関からの受注高は1兆5,672億円(同10.8%増)、民間等からの受注高は1兆6,915億円(同▲14.8%)であった。
また、公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は、前年同月比15.2%増加の1兆5,680億円。うち国の機関からは4,537億円(同46.6%増)、地方の機関からは1兆1,142億円(同6.0%増)であった。
民間等からの受注工事のうち、土木工事および機械装置等の受注工事額(1件500万円以上の工事)は2,305億円(同▲4.8%)で、前年同月比で6ヵ月連続の減少。建設工事・建設設備工事(1件5億円以上の工事)の受注額は4,188億円(同▲15.1%)と、前年同月比で2ヵ月連続の減少となった。
なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/index.html)からも閲覧可能。