不動産ニュース / 団体・グループ

2008/7/9

設立6年目の「SEAネットワーク」、全国大会を開催/スターツ

「不景気こそ人並み以上に知恵を出し、実行できる人が勝てるとき。これをチャンスと捉え、会員間でノウハウを共有し、より良いビジネスモデルを構築していきたい」と語る井口氏
「不景気こそ人並み以上に知恵を出し、実行できる人が勝てるとき。これをチャンスと捉え、会員間でノウハウを共有し、より良いビジネスモデルを構築していきたい」と語る井口氏

 スターツグループが全国各地の不動産会社と提携、相互発展をめざして展開するネットワーク「SEAネットワーク」の全国大会が19日、コンファレンススクエア エムプラス(東京都千代田区)で開催された。

 2008年6月16日時点のSEAネットワーク会員会社は113社321店舗、ピタットハウスと合わせると合計店舗数705店舗。取引オーナー数約2万人、管理戸数約22万戸となり、全国の都道府県、主要都市をほぼ網羅した。

 昨年度の活動報告として、「共同営業」においては、管理戸数の拡大、建築コストの軽減などの成果が報告された。課題としては、スターツと会員各社との役割分担の明確化などが挙げられた。
 業者間の「ノウハウの共有・研究」においては、経営者限定の「経営者懇親会」、スターツが培ってきた「オーナー営業」に関するノウハウを勉強会形式で開催する「個社別営業勉強会」などを開催、活発な情報・意見交換が行なわれたと発表した。

 08年度は、共同営業の強化策として、商業テナントの誘致や社宅代行受託スキームの構築などを掲げた。また、ノウハウの共有・研究をより高度化・深堀りするために、中堅社員のモチベーションを上げる「中堅社員懇談会」などを新設し、研究会・勉強会も積極的に開催していくとしている。

 スターツグループCEO補佐兼(株)スターツ総合研究所 理事長の井口一弘氏は「現在、不動産市場は米サブプライムローン問題や原油高騰などにより不況が続いており、私はむこう2年間はこの状態が続くと考えている。今年度は当グループの基本理念でもある『共働』と『共考』のいっそうの進化が必要になる。競争力強化のために連帯・結束を高め、真のネットワーク力の発揮と進化を図りたい」と語った。

 そのほか、スターツ証券(株)代表取締役・坂内勇二氏による「スターツにおけるオーナーへのコンサル戦略と実状について」をテーマとした特別講演、会員間の連携成功事例の発表、感謝状贈呈などが行なわれ、大会後には懇親会を開催し盛況となった。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。