不動産ニュース / 開発・分譲

2009/7/29

総投資額800億円、中国・大連で分譲マンション・商業施設等を開発/大和ハウス

「大連医科大学跡地プロジェクト」全景イメージ
「大連医科大学跡地プロジェクト」全景イメージ

 大和ハウス工業(株)の出資会社である大連大和中盛房地産有限公司は、中華人民共和国・大連において、分譲マンション・商業施設の複合開発「大連医科大学跡地プロジェクト」を着工した。

 大和ハウス工業は1983年より、中国への住宅の輸出・建築を開始。85年には、上海で外国人(主に日本人)向けの賃貸住宅を建設・運営。以来、上海、北京、天津、大連、の4都市において賃貸住宅事業を展開している。

 今回のプロジェクトは、鉄筋コンクリート壁式構造地下1~3階地上2~54階建て、分譲マンション39棟(総戸数2,190戸)、商業施設13棟、その他(幼稚園等)2棟の計54棟から成る複合開発。敷地面積約15.6万平方メートル、住宅棟延床面積約25万平方メートル、商業棟延床面積約21万平方メートルと、日系企業が中国において開発する最大級のプロジェクトで、総投資額は約800億円。開発地は、大連の人気エリア「星海広場」周辺の高級住宅街に位置し、中国人高所得者層を顧客ターゲットとしている。

 分譲マンションは、外張り断熱工法を用い、開口部には断熱サッシを採用することで省エネ対策を実施。共用部の照明は、LED照明とすることで管理費だけでなく、CO2排出量も抑制する。低層物件には、太陽光給湯システム、雨水利用システムを導入していく。
 間取りは1LDK~5LDK、専有面積57~313平方メートル。販売価格は約1,200万~9,400万円、販売開始は2010年5月を予定。中国ではスケルトン販売(専有部の内装・住宅設備を除いて販売する方式)が一般的だが、販売物件のうち5割を内装付きとして販売していく。

 また商業施設は、高級住宅街の住環境にふさわしい高級食品スーパーやブランドショップなど、ハイレベルなテナントを誘致する予定。

 竣工は第1期が2011年9月末、第2期が2014年3月末を見込んでいる。

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