不動産ニュース / IT・情報サービス

2009/12/21

首都圏中古マンション価格、復調の兆し/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは21日、2009年11月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社のデータベースに登録された中古マンションの「売り希望価格」を行政区分単位に集計・算出し、70平方メートル単位に換算したもの。

 同月の首都圏中古マンション価格は2,833万円(前年同月比▲4.6%、前月比2.4%増)と、同年4月に割り込んだ2,800万円台を回復した。
 
 都県別では、東京都3,778万円(同▲2.8%、同1.8%増)、神奈川県2,448万円(同▲2.7%、同1.0%増)、埼玉県1,786万円(同変化なし、同1.4%増)、千葉県1,790万円(同▲0.2%、同1.4%増)と、前月比は、1都3県のすべてでプラス、前年同月比も下落率が縮小した。同社では、本格的な復調の兆しがうかがえるものの、流通事例数が各都県ともに1割以上減少しており、流通の可能性の低い物件が市場から姿を消し、流通性の高い「売れる物件」が相対的に増加することで価格が維持される状況にある、としている。
 主要都市別では東京23区4,174万円(同▲1.3%、同1.1%増)、横浜市2,606万円(同▲3.2%、同▲0.1%)、千葉県1,744万円(同▲2.3%、同5.1%増)、さいたま市1,981万円(同▲2.5%、同0.8%増)。

 なお、近畿圏は1,813万円(同▲1.4%、同0.1%増)と横ばい傾向。中部圏は1,534万円(同2.6%増、同1.7%増)と安定して推移した。
 

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。