不動産ニュース / 開発・分譲

2010/3/5

住宅版エコポイント制度対象の分譲戸建住宅「時めく街 草加」を販売/ポラスグループ

分譲戸建住宅「時めく街 草加」のモデルハウス外観。開発道路は幅員5~6mを確保した
分譲戸建住宅「時めく街 草加」のモデルハウス外観。開発道路は幅員5~6mを確保した
キッチンの吊戸をなくすなど、オープンな空間構成を心がけた室内
キッチンの吊戸をなくすなど、オープンな空間構成を心がけた室内
主寝室に設けられたスキップDEN。天井高を確保しながらもスキップ空間を設けられるのは戸建住宅ならでは
主寝室に設けられたスキップDEN。天井高を確保しながらもスキップ空間を設けられるのは戸建住宅ならでは
花壇を設置した歩行者専用道路「フットパス」。左奥に見えるのが、「草加トリネコ公園」
花壇を設置した歩行者専用道路「フットパス」。左奥に見えるのが、「草加トリネコ公園」

 ポラスグループの(株)中央住宅は、分譲戸建住宅「時めく街 草加」(埼玉県草加市、65戸)を6日から販売。
 販売を開始した32棟のうち、29棟が7日時点で契約となった。

 「時めく街 草加」は、東武伊勢崎線「松原団地」駅徒歩8分に位置する大型プロジェクト。「永住」をテーマに開発、住宅版エコポイント制度および長期優良住宅の認定を取得する予定で、建物を長期維持していくためのメンテナンスプログラム「ロングサポート60」を組み込む。

 「ロングサポート60」は、60年を1サイクルとした定期点検プログラム。同グループのアフターメンテナンス部門が点検、必要と認められた修繕・改修工事を行なうことで、主要構造躯体と防水部分の保証期間を10年間延長する。引渡しより30年にわたって12回の無償点検を実施。30年以降の点検は有償で対応する。
 なお、同社開発物件に同プログラムを導入したのは、2事例目となる。

 街区のゲートやコーナーの道路にインターロッキングを採用したほか、街区中央に「草加トリネコ公園」や、花壇を設置した歩行者専用道路「フットパス」を設けるなど、コミュニティが育まれるしかけを用意。さらに、防犯性や安全性、景観形成に寄与する照明計画を実施する「灯りのいえなみ協定」も設定している。

 各住戸の外観や外構、植栽には統一感をもたせるが、同じ外観や間取りはないように配慮。駅に近く、マンションとの競合も想定されたことから、住戸設計にあたっては、スキップフロアを多用するなど、立体的かつオープンな空間づくりを心がけた。

 また、コレクションの品をディスプレイするニッチなどを設けた「ホビースタイル」、主寝室に鏡付きカウンターを設置するなどした「ミセススタイル」、家族の情報を共有するファミリーボードを設けた「ファミリースタイル」、照明計画に凝るなどした「リラックススタイル」など、4つのプランに特長的な設備を組み合わせ、65棟すべての間取りが異なるよう、変化をもたせた。さらに、5つのカラーバリエーションを用意している。

 今後4期に分け販売する予定で、第1期販売住戸の敷地は100.30~120.67平方メートル、建物面積は92.74~114.27平方メートル、間取りは2(3)LDK+W+DEN~4(5)LDK+W+土間収納。
 販売価格は3,480万~5,280万円。

 過去に同社が草加市内で分譲した物件の購入者のほとんどが草加市に在住していたことから、今回も主に草加市内の顧客を想定。また、マンションからの買換え客もターゲットに含めている。
 ホームページ上で広告を開始してから約1ヵ月間ですでに116件の反響を獲得しており、同社では2010年5月末頃までに完売できると見ている。

 販売にあたり、(株)中央住宅戸建分譲事業部長の品川典久氏は、「草加市内で駅から8分の好立地に65棟の現場を手がけられるのは、当グループでも初めて。駅が近いということは、まちの顔ともなる可能性があり、よりよいまちづくりをしなければいけないという使命感のもと、草加市と協議を重ねながらプランニングした。
 美しいまちなみを維持するためにも、建築協定やコミュニティが育まれるしかけを採り入れいる。また、当住戸は長期優良住宅でもある。今後、時が経つほどに良さが出てくるようなまちになっていけば」と思いを語った。

 なお、第3期販売は4月末、第4期販売は5月末頃の予定。

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