不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/5/12

経営方針の転換が奏功し、黒字化/明和地所10年3月期決算

 明和地所(株)は11日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~10年3月31日)の連結売上高は355億900万円(前期比6.1%増)、営業利益19億700万円(前期:営業損失174億1,000万円)、経常利益9億6,700万円(同:経常損失178億5,700万円)、当期純利益5億1,900万円(同:当期純損失161億3,500万円)。在庫販売と買取再販を主体とした営業から、マンション用地の仕入れ再開へと経営方針を転換。新規プロジェクトの早期着工と販売を推進した結果、大幅に黒字化した。

 主力の不動産販売事業では、マンション在庫物件の圧縮に注力し、アウトレット型買取再販案件による事業補完を行なうことで収益の積上げを図った。引渡し戸数は当初計画を65戸程度下回る980戸となったが、オフィス等の流動化物件について早期売却に向けた活動を展開。たな卸資産についても、7,300万円の評価損計上にとどまった。以上の結果、売上高289億5,700万円(前期比5.4%増)、営業利益9億3,800万円(前期:営業損失178億4,800万円)となった。

 次期については、連結売上高356億円、営業利益27億円、経常利益9億円、当期純利益5億円を見込んでいる。

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