不動産ニュース / 開発・分譲

2011/2/10

「東」と「女性」がキーワード、東京・亀戸で子育て支援マンション販売開始/新日鉄都市開発他

「ザ・ミッドランドアベニュー」外観パース
「ザ・ミッドランドアベニュー」外観パース
「家事時短」住戸の間取り。キッチンを中心にすべての部屋への動線が確立されている
「家事時短」住戸の間取り。キッチンを中心にすべての部屋への動線が確立されている
「城東エリアではマンション価格が上昇傾向にあるが、『ザ・ミッドランドアベニュー』は手ごろな値段が実現できた」などと語る林取締役事業部長
「城東エリアではマンション価格が上昇傾向にあるが、『ザ・ミッドランドアベニュー』は手ごろな値段が実現できた」などと語る林取締役事業部長

 (株)新日鉄都市開発は、三井不動産レジデンシャル(株)、NTT都市開発(株)と共同で開発している分譲マンション「ザ・ミッドランドアベニュー」(東京都江東区、総戸数457戸、販売戸数418戸)のマンションギャラリーの11日オープンに先立ち、10日、報道陣に公開した。

 同物件は、JR総武線「亀戸」駅徒6分に立地。建設地は、新日鉄グループ企業の工場跡地で、2001年に新日鉄都市開発が取得。敷地面積約1万1,000平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上14階建て。都心の主要スポットへのアクセスが良好で、通勤時間の短縮により家族の時間を創出することができる、暮らしに便利な商業施設が徒歩5分圏内に点在、幼稚園や小学校などの教育施設や図書館も徒歩6分圏内であることから、“親子の時間”に配慮した子育て支援マンションをテーマとした。

 「認可保育施設」を敷地内に併設するほか、子供を見守りながらティータイムを楽しめる「親子カフェ」や育児用品などを扱い深夜まで営業する「ミニショップ」、2つのテイストを備えた「ゲストルーム」や本格的なキッチンを備えた「パーティールーム」なども設置した。

 また住戸は、同社が09年より取り組んできた、子育てをしながら働く女性や家族のための住まいのあり方を検討する「ワーキング・ママ支援プロジェクト」から生まれたアイディアを採用。母親が多くの時間を過ごすキッチンを部屋の中心部に据え、家事の時間を短縮することで、家族の時間を増やす工夫を施した「家事時短間取り」を5戸に採用している。
 
 間取りは3LDK~4LDK。専有面積は72~92平方メートル。周辺に住む30~40歳代を中心に、反響を集めており、1月末時点での資料請求は3,000件、事前来場者数は700組を超えているという。

 説明会において同社取締役事業部長の林 英治郎氏は「同物件のキーワードは2つ。1つは“東”。これまで山手線西側に注目が集まりがちだったが、購入層の中心となる世代からは城東エリアが見直されている。もう1つは“女性”。かつては、夫の収入のみでマンションを購入することが多かったが、今後は夫婦で購入する時代となる。結婚・出産後も働きたいという女性のニーズは高い。当物件は、ワーキング・ママ支援プロジェクトの検討を反映しており、その成果を実証していきたい」などと語った。

 販売予定価格は、南向きの3LDK(70平方メートル)で4,000万~5,000万円台。竣工および入居時期は12年3月の予定。

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