不動産ニュース / その他

2011/5/11

千葉県市原市で住民とともに策定した景観計画が施行/積水ハウスほか

 積水ハウス(株)と大和ハウス工業(株)は11日、合同プロジェクトである戸建分譲地「かずさの杜 ちはら台」(千葉県市原市)地区を対象に、同市に提案していた景観計画案が策定、施行されたと発表した。

 両社では、「かずさの杜 ちはら台」に入居する全世帯が合意した素案を添え、2010年12月、同市に対し景観法にもとづく景観計画の策定を提案。11年3月1日に景観審議会の承認等を経て策定し、同年4月1日から施行された。

 同地区を対象とするエリアが市の景観形成重点地区に指定され、景観形成の方針が定められたとともに、建築物の色彩や屋根の勾配、壁面後退距離、宅地沿道の緑化等についての基準が設けられた。これにより、当地区において新築や増改築等の工事を行なう際には市に対する届出が必要となり、基準を満たさない場合は設計変更するように命令や勧告、指導がなされるため、高い実効力をもって良好な景観形成を推進することが可能となった。

 なお、景観法第11条の提案制度を利用して、事業者や住民が素案を添えて景観計画策定の提案を行ない、その素案内容にもとづいた景観計画が策定・施行された事例は全国初となる。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。