不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/5/18

経費削減等に注力するも、震災影響し減収減益/リゾートソリューション11年3月期決算

 リゾートソリューション(株)は17日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は199億6,100万円(前期比▲12.5%)、営業利益は1億3,700万円(同▲80.5%)、経常利益は7億100万円(同▲44.4%)、当期純利益は3億2,600万円(同▲37.7%)。経費削減や顧客サービスの改善に注力するも、東日本大震災の影響を大きく受け、減収減益となった。

 運営事業部門は、提携施設の拡充を進めるとともに、ゴルフ、ホテル、R&Sホテル・旅館の各会員向けに新サービスを投入するなど、サービスの向上と集客の拡大に努めた。しかしながら、本格的な業績回復には至らず、ゴルフ運営事業部門の売上高は81億7,800万円(同▲12.4%)、営業利益は8億9,700万円(同▲25.1%)、ホテル運営事業部門の売上高は74億9,200万円(同▲7.9%)、営業損失は3億6,000万円(前期:営業損失4,400万円)にとどまった。
 開発事業部門では、ゴルフ場の運営受託2件、ならびに旅館の運営受託2件を受注し、再生バリューアップ済みのゴルフ場2件、ならびに旅館1件を売却。売上高2,000万円(前期比221.6%増)、営業利益2,000万円(同221.6%増)に。なお、営業外収益として4億5,600万円(同38.2%増)を計上した。
 福利厚生事業部門については、宿泊施設やスポーツクラブ、医療・介護サービス等のメニューの充実と利用促進を図り、売上高は29億5,900万円(同▲23.1%)となったものの、営業利益は3億1,700万円を確保。
 リゾート事業部門では、業務の効率化と採算性の向上を図り、売上高13億900万円(同▲11.7%)、営業利益3,800万円(同1.3%増)を計上した。

 なお、次期については、売上高195億円、営業利益1億円、経常利益7億円、当期純利益3億5,000万円を見込んでいる。

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