ヒューリック(株)は29日、同社が開発中のオフィスビル「(仮称)ヒューリック大伝馬ビル」(東京都中央区)が、日本政策投資銀行の「DBJ Green Building 認証制度」において、最高ランクの「プラチナ」認証を受けたと発表した。
「DBJ Green Building 認証制度」は、ビルの環境性能に加え、防犯・防災、快適性・利便性などを総合評価し、優れた不動産を認証する制度。
同ビルでは、マサチューセッツ工科大学(MIT)と共同研究中の自然換気、自然採光技術に加え、太陽光パネルの設置、全館LED照明採用、雨水利用、外壁の断熱性向上、BEMSによるエネルギー使用状況のモニタリングなど、環境配慮技術を導入することにより、通常のオフィスビルと比べてCO2を40%、ライフサイクルCO2を30%削減。また、免震構造を採用し、耐震グレードをSランクを確保するなど、建物のBCP対応を実現するほか、利用者の快適性・利便性にも配慮した。今回の認証は、このような点が評価されたもので、中規模ビルにおいて「プラチナ」認証を受けるのは同社が初となる。
なお、「(仮称)ヒューリック大伝馬ビル」の竣工は2013年9月の予定。