不動産ニュース / 団体・グループ

2012/3/29

市場時価総額10兆円に向け、中期事業計画を策定/ARES

 (社)不動産証券化協会(ARES)は27日、第59回理事会を開催し、正会員として大和ハウス・アセットマネジメント(株)、プレミア・リート・アドバイザーズ(株)、平和不動産アセットマネジメント(株)、(株)日本政策投資銀行の入会と、賛助会員として2社の入会を承認した。これにより会員数は正会員97社、賛助会員181社の計278社となった。

 また不動産特定共同事業法の改正、投信法改正など、制度改正・市場インフラ整備実践に向けて、政策提言・税制改正等の要望活動、新たな投資インデックス整備などの事業を盛り込んだ2012年度の事業計画の承認も行なわれた。
 併せて2012~14年度を期間とする中期事業計画も策定。「不動産投資市場の再生と信認回復」を目標に据え、その結果としてのJREIT市場時価総額10兆円を早期に実現するため、政策提言や、グローバル化に向けた活動を行なっていく。

 理事会後の会見で同協会会長・岩沙弘道氏は、「2月14日の日銀追加金融施策を契機に、投資市場に明るい兆しが見られる。海外投資家によるリート買い越し基調など、日本の不動産への信頼性も高まっている。今後10年を見据え、国際競争力強化のため、資金調達手法の多様化、投資家の運用資産の多様化、内部留保是認措置などを最優先で取り組んでいく」などと述べた。

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