大和ハウス工業(株)がスポンサーとなる「大和ハウスリート投資法人」(DHR)が、28日東証JREIT市場に上場した。資産運用会社は、同社100%子会社の大和ハウス・リート・マネジメント(株)。
同投資法人は、2007年9月に設立し、物流施設や商業施設を対象とした物件取得や運用を実施。08年に上場承認を受けていたが、市場環境の悪化に伴い、新投資口発行および投資口売り出しを中止。上場が取り消されていた。その後、今年10月に上場の再承認を受けていた。
長期的に安定収益を実現できる「高機能型物流施設」と「専門店集積型商業施設」へ特化した投資を実施。両施設の開発が豊富な大和ハウスグループとのコラボレーションによる外部成長・内部成長を図る。なお、上場時のポートフォリオは、郊外型商業施設など24物件で、取得価格ベースで約1,140億円。
なお、2013年2月期(12年9月1日~13年2月28日)の運用状況予想は、営業収益24億2,100万円、当期純利益8億1,300万円、1口当たり分配金6,420円と発表された。