国土交通省は20日、「津波防災まちづくりの計画策定に係る指針(第1版)」を策定した。
南海トラフ巨大地震をはじめとする海溝型地震が近い将来高い確率で発生する可能性ががあると言われており、津波被害が予想される沿岸地域においては津波に強いまちづくりを早急に進めることが求められている。
こうした状況を踏まえ、津波により浸水被害を受けることが予想される地域を想定し、津波に対する避難意識の向上と円滑な避難行動を支える基盤のあり方を再検証しようとする地方公共団体が防災等を検討するための方策をとりまとめたもの。
具体的には、高台や津波避難ビル等に避難できない地域の抽出方法や、避難施設の配置計画の考え方、その施設の効果を視覚的に分かりやすい形で確認できるシミュレーション手法等を取りまとめている。
同省では今後、同指針を活用して地方公共団体による津波防災対策の立案を支援していく考え。
全文は同省ホームページを参照のこと。