不動産ニュース / その他

2014/2/13

初の「いきもの共生事業所認証」を発表(不動産各社)/ABINC

「(仮称)大手町1-1計画」環境共生型コミュニティ広場
「(仮称)大手町1-1計画」環境共生型コミュニティ広場
「横浜ビジネスパーク」の“ベリーニの丘”
「横浜ビジネスパーク」の“ベリーニの丘”
「アークヒルズ サウスタワー」の屋上緑化
「アークヒルズ サウスタワー」の屋上緑化

 (一社)いきもの共生事業推進協議会(ABINC)は、不動産各社の「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)【都市・SC版】」取得を発表した。

 同認証は、企業活動における自然と人との共生を促進することを目的につくられたもので、今回が初の認証となる。(一社)企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の「いきもの共生事業所推進ガイドライン」に基づき、生物多様性に配慮した緑地づくりなどに取り組むオフィスビルや商業施設を、ABINCが第三者的に評価・認証する。

■三菱地所(株)
「(仮称)大手町1-1計画」(東京都千代田区)
「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区)
「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」(東京都千代田区)
「MARK IS みなとみらい」(横浜市西区)

 「(仮称)大手町1-1計画」では皇居および外苑濠の水と緑の調和、地域在来の植物を多く植えた環境共生型コミュニティ広場の整備が、「大名古屋ビルヂング」では敷地外周と低層屋外部に創出した緑の空間が、また、「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」では敷地外歩行者専用道路の豊かな植栽が、「MARK IS みなとみらい」では屋上果樹園での来場者参加型の生物モニタリング調査を実施していることなどが評価されたとしている。

■野村不動産(株)
「横浜ビジネスパーク」(横浜市保土ケ谷区)

 大小10棟のビルが「水のホール」を備えた円形公園“ベリーニの丘”を囲むように建設され、ビジネスと憩いの場を併せもった施設として運営。自然や生物の大切さに触れ合い、その重要性を考える機会として「ホタルがすむ街づくり展」を2008年より継続的に開催。メダカ、ドジョウ、カワニナなどの生態を観察できるビオトープを常設し、テナントおよび近隣住民の憩いの場として提供している。このような点が評価されたとしている。

■森ビル(株)
「アークヒルズ サウスタワー」(東京都港区)
「六本木ヒルズ クロスポイント」(東京都港区)

 「Vertical Garden City-立体的な庭園都市」というコンセプトのもと、建物を高層化することによって生まれたオープンスペースや建物の屋上を可能な限り緑化することで、緑豊かで地球環境にも優しい都市環境を創造している点。また、港区の当社事業地を拠点に、都市域におけるエコロジカルネットワークを構築し、生物多様性に配慮したまちのモデルづくりを推進している点などが評価対象となった。

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