不動産ニュース / その他

2014/5/22

顧客の信頼獲得に不可欠な実務を分かりやすく解説/不動産流通近代化センター

長谷川氏は、顧客の信頼を獲得するために必要な姿勢やコンプライアンスについて説明した上で、不動産仲介実務に欠かせない調査実務について、実例を踏まえて分かりやすくした
長谷川氏は、顧客の信頼を獲得するために必要な姿勢やコンプライアンスについて説明した上で、不動産仲介実務に欠かせない調査実務について、実例を踏まえて分かりやすくした

 (公財)不動産流通近代化センターは21日、全水道会館(東京都文京区)にて「不動産基礎研修 スクーリング講座」を開催した。

 「失敗に学ぶ」をテーマに、(有)長谷川住販代表取締役の長谷川 秀樹氏を講師に招き、不動産仲介業に従事する上で、顧客からの信頼を得るために必要な心構えや業務に対する姿勢、コンプライアンスの必要性などについて講義を行なった。

 長谷川氏は、実際に発生したトラブル実例や判例などを紹介しながら、安易な思い込みや調査不足がトラブルの基になっていると説明。その上で、実際の物件調査では何を入手して何を確認すべきか、どのようなことについて調査すべきかなどについて、土地、建物、道路、面接・聞き取りなどの調査項目別に解説を行なった。

 午前10時から午後16時30分までのプログラムには、約50人が参加、熱心に耳を傾けた。同氏は、「ミスを犯すと非常に『辛い』が、気付きのアンテナが一本加われば『幸い』になる。必要な書面を入手し、現地で綿密な照合することで、ミスは防げる。手間がかかるがこの行動を徹底してほしい」と締めくくった。

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