不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/5/30

首都圏の新築戸建て成約価格、4ヵ月連続プラス/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)の全国不動産情報ネットワークにおける2014年4月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格を発表した。対象は、登録物件が新築戸建て1万1,104件、中古マンション1,252件、成約物件は新築戸建て1,598件、中古マンション674件。

 新築戸建ての平均登録価格は1戸当たり3,330万円(前年同月比2.6%上昇)で5ヵ月連続のプラス、前月比も0.8%上昇し2ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,266万円(同1.6%上昇)で4ヵ月連続のプラスに。特に東京23区では2,000万円台の物件の割合が同11.6ポイント減と大幅減となったこと等により成約価格が4,390万円(同6.0%上昇)に。また、埼玉県・千葉県平均価格を上回る3,000万円台の物件の増加幅が大きく、埼玉県が2,809万円(同5.0%上昇)、千葉県が2,599万円(同8.7%上昇)と、それぞれの上昇が寄与した。一方、東京都下は3,385万円(同2.4%下落)、神奈川県は3,448万円(同0.7%下落)と下落した。

 中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,218万円(同5.4%上昇)し4ヵ月連続のプラス、前月比は2.8%下落し2ヵ月連続のマイナスに。平均成約価格は1戸当たり2,273万円(同8.9%上昇)し、4ヵ月連続のプラスとなった。これは、成約の4割超を占める東京23区で4,000万円以上の物件の割合が2割を超えたこと等によるもので、首都圏平均の上昇率はこの4ヵ月で最大となった。また、23区の中古マンションは人気が高く、成約価格は2,938万円(同11.7%上昇)と13ヵ月連続で上昇。東京都下は2,485万円(同30.1上昇)、神奈川県は1,794万円(同9.8%下落)、埼玉県は1,698万円(同29.9%上昇)、千葉県は1,526万円(同6.3%上昇)となった。

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