不動産情報サービスのアットホーム（株）は30日、同社のネットワークにおける2014年6月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを公表した。
対象は、登録物件が新築戸建て9,784件、中古マンション1,251件。成約物件が新築戸建て1,804件、中古マンション704件。
新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,357万円（前年同月比2.3％上昇）と7ヵ月連続のプラス。前月比は0.8％上昇し、4ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は1戸当たり3,255万円（同3.0％下落）で、6ヵ月ぶりのマイナス。前月比も4ヵ月ぶりに下落した。
東京23区が4,272万円（同1.9％下落）で6ヵ月ぶり、埼玉県が2,715万円（同4.4％下落）で16ヵ月ぶりに下落に転じたことが要因で、首都圏平均の下落率は12年5月以来の大きさとなった。千葉県も2,568万円（同1.9％下落）と14ヵ月ぶりに下落。一方、東京都下は3,447万円（同0.6％上昇）、神奈川県は3,411万円（同0.7％上昇）で、ともに2ヵ月連続の上昇となった。
一方、中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,280万円（同11.7％上昇）と6ヵ月連続のプラス。前月比は5.5％上昇し、4ヵ月ぶりのプラスとなった。成約価格も1戸当たり2,325万円（同9.1％上昇）と、6ヵ月連続のプラスに。前月比は3ヵ月ぶりのマイナスとなった。
成約の4割超を占める東京23区の価格上昇が続いていること等によるもので、平均価格は5月に続き2,300万円台の高水準を維持した。また、23区の中古マンションの人気が高く、成約価格は2,957万円（同8.0％上昇）と15ヵ月連続で上昇。東京都下2,644万円（同41.7％上昇）、神奈川県2,121万円（同11.6％上昇）も上昇したが、埼玉県1,328万円（同13.2％下落）、千葉県1,449万円（同11.7％減）は下落した。
また、1平方メートル当たり成約価格は39万5,000円（同10.8％上昇）で、15ヵ月連続のプラスとなった。
