不動産ニュース / その他

2014/7/31

マンション生活体感型施設をリニューアル。「2020年の暮らし」を再現/三井不レジ

「ツクル空間」は、マンション住人のレシピがネットワークで共有され、住人の要望やイベント等に応じてメニューが提案される。メニューを選ぶとワークトップ上に作業工程がナビゲーションされる
「ツクル空間」は、マンション住人のレシピがネットワークで共有され、住人の要望やイベント等に応じてメニューが提案される。メニューを選ぶとワークトップ上に作業工程がナビゲーションされる
「キオクスル食卓」は、ダイニングテーブルの様子を天井から記録。過去のシーンを再現することで、時間を超えて食事やイベントを共有できる
「キオクスル食卓」は、ダイニングテーブルの様子を天井から記録。過去のシーンを再現することで、時間を超えて食事やイベントを共有できる
「ツナガル窓」は、離れた場所の友達や親戚等とのコミュニケーションを楽しめる
「ツナガル窓」は、離れた場所の友達や親戚等とのコミュニケーションを楽しめる
「オトノナル扉」は、アプリケーションを変えることで、その日の気分に合わせ扉の開閉の音を変えられる
「オトノナル扉」は、アプリケーションを変えることで、その日の気分に合わせ扉の開閉の音を変えられる

 三井不動産レジデンシャル(株)は、体感型施設「パークホームズ イマジネーションミュージアム」(通称:イマジアム、東京都中央区)をリニューアル。「2020ふつうの家展~Park Homes EXPO2014~」を、8月6~10日にかけ開催する。

 新たな展示は、東京都の住宅マスタープランガイドラインの最終年である2020年に「ふつうの家」はどのように進化しているかをイメージしたもの。ICTを活用し、家族の絆を深める住宅ガジェットを提案。また、住まいそのものが住人のパートナーとなると仮想した。住空間設計を(株)トラフ建築設計、展示コンテンツを(株)カヤックが担当し、20年のLDKを再現した。

 「ツクル空間」は、“未来のキッチンは料理を作るだけの場所ではない”がコンセプトのキッチン。マンション住人のレシピがネットワークで共有され、住人の要望やイベント等に応じてメニューが提案される。メニューを選ぶとワークトップ上に作業工程がナビゲーションされる。また、3Dプリンターが内蔵されており、料理やその他の工作スペースとして家族のコミュニケーションを促す。

 「キオクスル食卓」は、ダイニングテーブルの様子を天井から記録。過去のシーンを再現することで、時間を超えて食事やイベントを共有できる。

 「ツナガル窓」は、ダイニングテーブル前にオンラインビデオ通信システムを組み込んだモニターを「窓」に見立てて設置。離れた場所の友達や親戚等とのコミュニケーションを楽しめる。

 「オトノナル扉」は、アプリケーションを変えることで、その日の気分に合わせ扉の開閉の音を変えられるというもの。

 30日に会見した同社取締役常務執行役員の高松 茂氏は「近未来にICTがさらに進化すると、普通の家はどう進化するかを実際に提案してみた。ICTを使うことで、人と人とのコミュニケーションはもっと活性化することができるのではないかと考えた。ここでの提案は、できるだけ早く当社の分譲住宅へフィードバックさせたい」などと語った。
 また同社市場開発部商品企画グループ主管の川路 武氏は「従来家電の領域だったものが、今後家具や空間の領域にどんどん入り込んでくると予感している。オンライン化が進んだ未来というのは、効率は良くても何だか冷たいと感じる人も多いはず。それならば、ネットワークで気持ちをつなげることで、ワクワクドキドキする住まいを実現できないかと考えた」などと述べた。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。