不動産ニュース / 政策・制度

2014/12/22

東京五輪選手村の大会後活用で住宅棟のモデルプラン/東京都

大会終了後の選手村活用イメージ
大会終了後の選手村活用イメージ

 東京都は19日、2020年の東京オリンピック・パラリンピック選手村予定地(東京都中央区)の大会終了後の活用について、「大会終了後における住宅棟のモデルプラン」としてとりまとめた。

 中央区晴海に整備する選手村(約44ha)は、大会期間中は14~17階建ての住宅棟22棟を選手の宿泊用として使用する。大会終了後に50階建ての超高層住宅棟2棟、4階建ての商業棟1棟を新設し、総戸数約6,000戸のまちを形成する方針。

 敷地の中心部に超高層タワーと商業棟、学校を配置することで地域のにぎわいの中心地として整備する。街区内のメインストリートである「晴海中心軸」は幅員を広くとり、沿道空間もにぎわいを創出していく考え。配棟についても、板状のマンションと超高層タワーマンションをバランスよく織り交ぜることで、さまざまな世帯構成の住戸に対応できるようにする計画にする。

 これらの開発については、市街地再開発事業における「特定建築者制度」を導入して進めていく。年度内に事業協力者を選定し民間企業のノウハウを活用することで、魅力的なまちづくりを行なっていく考え。今後は、東京都知事をトップとする「レガシー委員会」が中心になり、事業協力者と連携しながら、魅力的な住宅プラン、環境対策、交通対策といったさまざまな側面からまちづくりの具体化を検討していく。

 16年春に市街地再開発事業の事業認可を目指す。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。