不動産ニュース / 政策・制度

2015/2/19

落下被害防止に向け、広告板の調査実施を通知/国交省

 国土交通省は、札幌市においてビルの看板が落下し、歩行者の頭部に当たる事故が発生したことを踏まえ、被害防止に向け、17日付で都道府県を通じ特定行政庁に対し広告板の調査実施を通知した。

 調査対象は、2007年度上期の建築物防災週間より調査を開始している広告板で、14年度上期の調査において調査対象の建築物であったもの。
 調査方法は、地方公共団体から建築物所有者に報告を求めることなどにより実施する。

 定期調査報告対象は、直近の定期調査報告の有無を確認し、報告がある場合は、報告の内容を確認。「機器本体の劣化および損傷の状況」もしくは「支持部分等の劣化および損傷の状況」の欄が要是正のものについては是正の有無を確認する。報告がない場合は、定期調査報告または対象建築物の外壁に取り付けられた広告板の外壁面への緊結状況、支持金物の腐食状況等、広告板の落下の危険性を調査。過去に報告があったものについては、その後の劣化状況を調査する。

 定期調査報告対象外のものは、対象建築物の外壁に取り付けられた広告板の外壁面への緊結状況、支持金物の腐食状況等、広告板の落下の危険性を調査。過去に報告があったものについては、その後の劣化状況を調査する。

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