日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は19日、2014年12月期の決算説明会を実施した。
当期(14年7月1日~12月31日)の運用状況は13日発表の通り、営業収益139億200万円(前期比1.2%増)、営業利益64億7,700万円(同0.8%増)、経常利益52億3,900万円(同3.3%増)、純利益52億3,800万円(同3.3%増)、1口当たり分配金6,351円(同3.3%増)。
当期は、リーシングが順調に進捗。平均稼働率は97.2%を達成したほか、新規契約賃料のアップ、賃料の増額改定などが実現できた結果、既存物件賃料等収入が予想を大幅に上回った。次期についてもこの伸びが続く予想であることから、「前期以降、3期連続の増収となる見通し」(代表取締役社長・大久保 聡氏)を示した。
なお、1口当たり分配金については、前期比201円アップの6,351円を達成。大久保氏は「リーシングが非常に順調なため、賃料等収入はさらに伸ばせると見込んでいる」とコメント。次期の1口当たり分配金予想は、現段階では6,360円としているが、さらなる増額も可能と語った。
中期目標である1口当たり分配金6,500円との目標に向け、CS向上によるテナントリレーションの構築や、賃料成長に向けた取り組みをさらに進めていく方針。