不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/5/2

23区のビル空室率、15四半期連続の下降/ザイマックス調査

 (株)ザイマックス不動産総合研究所はこのほど、東京23区のオフィスマーケットを分析した「オフィスマーケットレポート 東京 2016Q1」を発表した。

 16年第1四半期における23区の「空室率」は4.46%(前期比0.37ポイント下降)と、15四半期連続での下降となった。主に都心5区が牽引、全体空室率を順調に引き下げた。
 10年第1四半期を100とした「新規成約賃料インデックス」は、97(前期比+1)の微増に。空室の需給が引き締まる一方で、新規成約賃料の上昇傾向はペースが緩やかなものとなっている。成約賃料DIは、東京23区で「+17」、都心3区で「+13」と、いずれも4期連続でプラスとなった。
 同じく10年第1四半期を100とした、新規賃料と継続賃料の両方を含む「支払賃料インデックス」は84(同2ポイント上昇)と、3四半期ぶりの上昇。13年第3四半期に底を打って以来緩やかな動きであったが、直近は上昇のスピードがあがりつつある。

 新規契約におけるフリーレントの付与率については、1日以上71.2%(6.9ポイント増)、2ヵ月以上60.0%(同5ポイント増)、6ヵ月以上35.2%(同6.6ポイント増)と、いずれも増加。平均フリーレント月数も、3.2ヵ月と、前期の2.9ヵ月からさらに増加している。

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