不動産ニュース / ハウジング

2016/5/20

中層住宅受注を強化、東京・高島平に初の5階建てモデル/大和ハウス工業

新設したモデルハウスの外観。1~5階に突き抜ける袖壁でインパクトを与える
新設したモデルハウスの外観。1~5階に突き抜ける袖壁でインパクトを与える

 大和ハウス工業(株)は19日、東京・高島平の総合住宅展示場に4月29日にオープンした同社初の5階建てモデルハウスをプレス向けに公開した。

 2015年10月に発売した5階建て対応が可能な重量鉄骨中層(3~5階建て)住宅商品「skye(スカイエ)」が好調。今期300棟の販売目標を立て、4月以降同展示場を含めて3ヵ所の総展にモデルハウスを新設、1ヵ所をリニューアルするなど、販売を強化している。

 今回新設したモデルハウスは、1階に店舗を設け、2階には親世帯が住む1LDK、3~5階は子世帯の使用を想定した店舗併用二世帯住宅としてプランニング。4階のLDKと5階の主寝室は大開口窓と中層住宅としては業界最高クラスである2,720mmの天井高で開放感を演出した。2階の親世帯住戸は、将来的に賃貸住宅にすることも視野に入れた設計にしている。

 外観は、1~5階を貫くように配した袖壁を使って建物の一体感を演出しているほか、タイル外壁や木目調のルーバーなどで重厚感を醸成した。

 4月29日のオープン以降、3週間で約200組が来場している。そのうち、具体的な商談に移行しているのは15組。来場者は60~70歳代の建て替え層と30~40歳代の戸建て需要が多い。同モデルハウスでは、受注棟単価5,000万円、年間36棟の受注を見込む。

 同社東京本店住宅営業部事業部長の戸田祐介氏は、「中層住宅は賃貸併用の場合の一括借り上げなど、当社グループの総合力が生かせる分野でもある。競合の激しい分野ではあるが、高い天井高など、当社独自の技術をアピールして受注につなげたい」と語った。

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