不動産ニュース

2016/7/5

16年4~6月の収益不動産、投資利回り低下基調が継続/健美家調査

 健美家(株)は5日、2016年4~6月期の「全国収益(投資用)不動産 市場動向レポート」を発表した。同社が運営する不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」の登録物件とメール問い合わせがあった物件の投資利回り(表面利回り)、物件価格を四半期別に集計したもの。

 当期の区分マンションの登録物件投資利回りは7.72%(前年同期比0.38ポイント低下)と、05年調査開始以来の最低値を記録し、依然として低下基調が継続している。物件価格は1,416万円(同5.0%低下)となり14年4~6月期以降はほぼ1,400万円台と高水準で推移。

 1棟アパートの登録物件投資利回りは、9.13%(同0.37ポイント低下)と、14年10~12月期以降9%台が続き低下基調。一方、物件価格は、リーマンショック以降で最高値となる5,919万円(同7.2%上昇)と、依然、上昇幅が大きい状況が続いている。

 1棟マンションは、登録物件投資利回りが8.14%(同0.53ポイント低下)と3種の中でもっとも低下幅が大きく、07年1~3月期以降で最低値を更新した。物件価格は1億5,076万円(同0.5%上昇)と上昇はわずかながら、依然として高値相場が継続。

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