不動産ニュース / 開発・分譲

2016/10/7

大阪・吹田で「健康と医療」テーマにした大規模分譲マンション/近鉄不動産、大和ハウス工業、名鉄不動産

「ローレルスクエア健都ザ・レジデンス」完成予想図。写真奥に「国立循環器病研究センター」が隣接する
「ローレルスクエア健都ザ・レジデンス」完成予想図。写真奥に「国立循環器病研究センター」が隣接する
敷地内には、全周400mのウォーキングコースが設けられる
敷地内には、全周400mのウォーキングコースが設けられる
各住戸には、データ転送のための光BOX、ウェラブル端末、体組成計、血圧計などが1組提供される。これらの端末で収集したデータを基に、国立循環器病研究センターが年4回生活習慣等についてのアドバイスを行なう
各住戸には、データ転送のための光BOX、ウェラブル端末、体組成計、血圧計などが1組提供される。これらの端末で収集したデータを基に、国立循環器病研究センターが年4回生活習慣等についてのアドバイスを行なう
モデルルーム内部。上層2階は設備仕様を高めたプレミアム住戸で、天然石を天板に用いたキッチンやハンズフリー水栓などが備わるほか、天井高は2
モデルルーム内部。上層2階は設備仕様を高めたプレミアム住戸で、天然石を天板に用いたキッチンやハンズフリー水栓などが備わるほか、天井高は2

 近鉄不動産(株)は、大和ハウス工業(株)、名鉄不動産(株)と共同で開発を進めている大規模分譲マンション「ローレルスクエア健都ザ・レジデンス」(大阪府摂津市、総戸数824戸)の事前案内会を、15日から開始する。 

 同物件は、JR東海道本線(京都線)「岸辺」駅徒歩7分に立地。JRの吹田操車場跡地約1万9,000平方メートルを、健康と医療をテーマに再開発する「北大阪健康医療都市」(健都)内に建設される分譲マンション初弾。
隣接地でも、約150戸規模の分譲マンションを供給する予定で、両マンションが再開発エリア内唯一の住宅となる。

 同再開発は、国立循環器病研究センターを中心に、医療・健康関連の研究機関や企業が集積する「健都イノベーションパーク」や商業施設、ホテルなどが入る駅前複合商業施設の開発が進んでおり、同物件も、この立地を生かした「健康」と「医療」に関連するハード・ソフトをセールスポイントとしている。

 ドコモ・ヘルスケアがNTT西日本と連携して提供する健康ソフトサービス「わたしムーヴfor光BOX+」とウェラブル端末を1住戸に1組提供。入居者がバイタルデータを収集し、クラウドに保管。「国循健康管理システム」が解析し、医療視点のアドバイスを年4回提供していく。また、国立循環器病研究センターが実施している循環器病に特化したスーパードック「高度循環器ドック」の受診権が、1戸につき1名分提供される。

 建物は、A・B棟(鉄筋コンクリート造15階建て)とC・D・E棟(鉄筋コンクリート造20階建て)の全5棟構成で、延床面積は7万3,420.87平方メートル。スポーツメーカー「ミズノ」が施工するウォーキングコースを敷地内周に設置(400m)、敷地外周もランニングコースとしている(600m)。このほか、エクササイズルーム、ライブラリーサロンやマルチスタジオなど、健康に配慮した共用施設を設ける。

 住戸は、専有面積61~94平方メートル、2LDK~4LDK。グッドデザイン賞を受賞した玄関スツールや洗面室浴室の折りたたみベンチや手すりといった加齢配慮を行なった「エイジングフリー」住戸(85戸)や可動家具により間取りを自由に変更できる「madorno」住戸(72戸)などを導入した。また、高層2階は設備仕様を高めたプレミアム住戸とする。

 17年2月に1期を販売する予定で、販売価格は未定だが、3,000万円台後半~6,000万円台、坪単価200万円超を想定している。7月上旬からプロモーションを開始し、これまでの反響は約2,000件。30歳代から60歳代までまんべんなく反響があるほか、地元吹田市以外にも、JR京都線・神戸線沿線を中心に京都市内・大阪市内・神戸市内、滋賀県などから幅広く反響を得ている。

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