不動産ニュース / その他

2016/10/13

賃貸仲介業のうちナビが破産。負債は7億1,300万円

 単身者向けの賃貸住宅仲介業を展開する(株)うちナビ(東京都渋谷区、代表:角南 圭氏)は12日、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 1995年11月に設立。東京都内の主要駅近辺を中心に直営店「うちナビ」約20店舗を展開するほか、賃貸物件検索サイト「うちナビ」を運営。大企業・大学生協などとの法人契約を重点的に行なっていた。2016年3月期の売上高は約9億6500万円を計上していた。

 累積損失を抱えながら、多額の先行投資を要する多店舗展開を短期間に進めたことで財務面が脆弱化。株式公開を目指してベンチャー・キャピタルからの増資なども実施したが、事業基盤や社内体制を整えられないまま、人気タレントを起用した広告宣伝費や店舗増加に伴う人件費の上昇もあって、昨年以降は資金繰りが悪化した。店舗閉鎖などリストラを進めていたが業況は改善せず、今夏には代表の角南氏と連絡がつながりづらくなり、関係者間には動揺が広がっていたという。その結果、10月12日に営業活動を停止、同日同社役員の申し立てにより、東京地裁へ準自己破産を申請した。

 負債は16年3月期末で約7億1300万円。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪