(公社)東京都不動産鑑定士協会は14日、2016年度の秋の講演会「都市と不動産を考える」を開催。約300人が集まった。
「平成28年 東京都地価調査」の概要や同会が延べ120日を超えて行なってきた熊本地震被災者支援活動の報告と住家被害認定調査の内容について紹介。基調講演では、慶應義塾大学大学院メディアサイエンス研究科教授・岸 博幸氏が、今後の日本経済動向や経済再生に必要な点について解説した。
6月の総会時に公表した、今年の干支である「丙申(ひのえさる)」をもとにした同会公式キャラクター「アプレイざるちゃん」と「コンさるくん」の着ぐるみも登場。「不動産鑑定士PR大使」任命式のほか、吉村会長が作詞作曲した公式ソングに合わせたダンスの披露も行なった。来年には「ゆるキャラグランプリ」にもエントリーする方針。
講演会冒頭、同会会長の吉村真行氏は、「不動産鑑定評価を行なうだけでなく、不動産の価値判断ができる専門家・実務家として、国民の役に立たなくてはいけない。(公社)日本不動産鑑定士協会連合会の不動産鑑定業将来ビジョンに定められた『不動産鑑定業ビジネスモデル3A(Appraisal(評価)、Analysis(分析)、Advisory(助言・提案))』を表現した公式キャラクターによる不動産鑑定士業のPRを加速する」と述べた。