不動産ニュース / IT・情報サービス

2018/9/14

都心5区M価格、新築は全タイプで上昇

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は13日、「住宅マーケットインデックス2018年上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを、新築・中古(既存)(築10年)別、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)、小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格・平均利回りを都心5区や東京23区などエリア別に集計・分析した。調査期間は18年1~6月。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区の新築が大型6,154円(前期比5.5%上昇)、標準4,597円(同2.3%上昇)、小型4,447円(同1.1%上昇)。大型タイプは最高値、標準タイプは07年に次ぐ2番目に高い水準となった。
 既存では、大型5,485円(同5.5%上昇)、標準4,221円(同2.3%上昇)、小型4,192円(同1.1%上昇)。大型・標準タイプともに最高値となった。

 東京23区では、新築は、大型5,206円(同4.3%上昇)、標準3,405円(同1.5%上昇)、小型3,722円(同0.8%上昇)。既存は、大型4,655円(同4.4%上昇)、標準3,153円(同1.6%上昇)、小型3,518円(同0.9%上昇)となった。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型195万8,000円(同14.8%上昇)、標準130万7,000円(同5.4%上昇)、小型137万1,000円(同2.5%上昇)と、全タイプで上昇した。
 既存は、大型130万円(同1.2%下落)、標準113万4,000円(同3.1%上昇)、小型102万8,000円(同4.5%下落)と大型・小型タイプは低下したが、依然として高い水準。標準タイプは最高値となった。

 東京23区の新築は、大型154万1,000円(同7.1%上昇)、標準102万6,000円(同1.6%上昇)、小型118万9,000円(同6.5%上昇)。全タイプ最高値となった。
 既存は、大型81万7,000円(同1.7%下落)、標準79万3,000円(同1.1%上昇)、小型89万7,000円(同1.0%上昇)。標準タイプは11期連続、小型タイプは12期連続で上昇した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。