不動産ニュース / 開発・分譲

2019/5/23

住友不、銀座徒歩圏の大規模免震マンション竣工

「シティタワー銀座東」外観(手前)

 住友不動産(株)は23日、今年1月竣工した大規模免震タワーマンション「シティタワー銀座東」(東京都中央区、総戸数492戸)を報道陣に公開した。

 同物件は東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅徒歩5分、同有楽町線「新富町」駅徒歩7分に立地する、地上22階地下1階建ての免震マンション。「湊二丁目東土地区画整理事業」と、「湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業」の一体による再開発プロジェクト。中央区内陸部では初となる土地区画整理事業(施行面積約1.8ha)により、電柱の地中化、周辺道路の整備、墨田川沿いの公園整備、スーパーマーケットの誘致などを実施。市街地再開発により、空地率50%以上を確保したオープンスペースの整備と建物高層化を図っているのが特徴。

 「東京」駅、銀座エリア、日本橋エリアにも徒歩でアクセスできるロケーションを生かすため、住宅404戸以外に、SOHO88室を設定した。SOHOは、日照に難がある東側低層部(2~11階)に設定。エントランス等の動線も一般住戸とは分けている。2ルーム、専有面積34~44平方メートル。SOHOではあるが、バスタブ付き浴室としている。購入には、業務利用することが条件(飲食業等は不可)で、SOHO利用を遵守すれば、転貸も可能。ミーティングルームも設け、コンシェルジュサービスも行なう。販売価格は4,529万~5,941万円。士業やマスコミなど、すでに3割が契約済み。同社が9戸を保有し、賃貸する(月額17万円予定)。

 一般住戸は、1LDK~3LDK、専有面積44~83平方メートル。LDには、バルコニーを設けず床から天井までを窓とした「ダイナミックパノラマウインド」を採用。ディスポーザー、食器洗い乾燥機、床暖房などを標準とした。販売価格は、4,529万~1億3,305万円、最多価格帯7,400万円台、坪単価455万円。2017年8月に販売を開始し、すでに280戸を販売済み。来場組数は2,000組超。購入者は、30~40歳代のパワーカップルと、シニア層。全体の5割強が住み替え中心とした二次取得者層。居住地は6割が23区。銀座・東京エリアへの良好なアクセス、都心部ながら静かな住環境、教育施設が至近なことなどが評価されている。

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