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2019/6/24

JSHI、宅建事業者対象の新たな研修制度

総会の模様

 NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(JSHI、理事長:長嶋 修氏)は22日、早稲田奉仕園スコットホール(東京都新宿区)で2019年度通常総会を開催。18年度事業・決算報告のほか、19年度事業計画案・収支予算案等を承認した。

 19年度は、主要な事業である「公認ホームインスペクターズ資格試験」の受験者増に向けた活動を強化する。また、昨年度から準備を進めてきた「ホームインスペクション説明技能者」の研修制度をスタートする。18年4月の宅建業法改正により、宅建事業者がインスペクションに係る説明義務が課せられたことから、宅建事業者を主要な対象とし、そのスキルを学ぶ新資格とする。試験運用は、(株)東京リーガルマインドに委託し、受講料の3割を協会の収益とすることで費用負担なしに試験を運用していく。

 総会で挨拶した理事長の長嶋 修氏は「協会発足から10年。会員は1,700社まで増えた。向こう10年間のうち4,000~5,000社にはしたい」とした。
 また、昨春の宅建業法改正については、「インスペクションについてきちんと説明していない宅建事業者も多いと聞く。最後には、当協会のインスペクションがスタンダードになる。協会の理念に基づき、人と不動産との関係をどう良くするべきか、その中でインスペクションはどうあるべきかを、会員の皆さんとともに考えていきたい」などと語った。

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住宅インスペクション

既存住宅を対象に、構造の安全性や劣化の状況を把握するために行なう検査・調査をいう。日本語の「住宅」と英語のInspection(検査)を組み合わせた造語である。

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