不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/7/20

希望通りの売却、経験者の8割以上が「仲介担当者選び」

 三菱地所リアルエステートサービス(株)は20日、運営する不動産売却仲介担当者マッチングサイト「TAQSIE(タクシエ)」で実施した「不動産売却に関するアンケート」調査結果を公表した。

 調査対象は、東京都23 区内在住で、家の売却検討者・経験者の30~59歳の男女(うち売却経験者2,816人)および同サイトモニター参加者で、有効回答数はアンケート調査2万46件、モニタ―調査64件。調査期間は2022年5~6月。

 調査では、「家を希望条件で売却するために重要なこと」について、売却回数1~3回経験者の80%以上、モニター参加者の94%以上が、「仲介担当者探し」と回答。売却がはじめての人の57.8%が「仲介担当者選びが手間である」と感じており、その理由として「売却内容を重複して説明がする必要があること」「複数人とのコミュニケーションが煩雑であること」が多く挙がっている。担当者選びで求める情報は、「売却実績」次いで「得意なエリア」が上位となり、売却を経験した人の78.2%が、3人以内に依頼先の担当者を決めているという結果に。

 モニター調査では、88%が売却の相談前に担当者情報が知りたいと回答しており、担当者選びで求める情報は、「企業名」「プロフィール」「売却実績」「得意なエリア」が重要な要素として挙がっている。モニター参加者コメントでは、「一括査定だと担当者が分からない状態だが、プロフィールが見られて、入口がチャットなのはいい」「各担当者の経歴・売買実績を見ることによって、得意な分野・エリアが分かるので、自分の物件に合った仲介担当者が選べる点が良かった」などの声が聞かれた。

 なお、「TAQSIE」には、7月20日時点で三菱地所ハウスネット(株)、東京建物不動産販売(株)、(株)⾧谷工リアルエステートなど9社が参加。7月28日には参加不動産会社の追加、東京都23区および都下、神奈川県・埼玉県・千葉県の主要都市への拡大を予定している。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。