不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/24

「たまプラーザ テラス」に新たなコミュニティ拠点

リニューアル後の「たまプラーザ テラス ノースプラザ」3階屋上。維持・管理コストが安価で、かつ100%リサイクルが可能な人工芝を採用した<写真提供:たまプラーザ テラス>
旧・倉庫スペースを活用した「GARDEN COFFEE & Seasonal Wishes」。エレベーターの終着地点であったことから、天井の一部が吹き抜けのように高くなっている<写真提供:(株)ガルテン>

 東急(株)、(株)東急モールズデベロップメント(TMD)は、「たまプラーザ テラス ノースプラザ」(横浜市青葉区)の3階屋上をリニューアルし、庭園「COMMON FIELD たまプラーザ」として27日にオープンする。

 「たまプラーザ テラス」は、東急田園都市線「たまプラーザ」駅前の再開発事業として、旧・「たまプラーザ東急SC」をリニューアルし、2010年にグランドオープンした大規模商業施設。「ゲートプラザ」「リンクプラザ」「サウスプラザ」「ノースプラザ」の4つの施設で構成し、そのうち「ノースプラザ」では旧施設から継続して(株)東急百貨店が出店している。

 「ノースプラザ」では、コロナ禍による生活スタイルの変化を踏まえ、百貨店のメインターゲットであった富裕層だけでなく、近隣のファミリー世帯をはじめ幅広い年代の取り込みを図ることを目的に、23年3月より段階的なリニューアル工事を実施。その最終段階として3階フロアを「ファミリーで楽しむエリア」として改装すると共に、防水工事の実施時期に合わせて3階の屋上広場(約3,300平方メートル)もリニューアルするに至った。

 改修に当たっては、コミュニティメディア「NEXTWEEKEND」を企画・運営する(株)ガルテンと連携。ピクニックを楽しめる人工芝の広場や、駅前を見渡せるデッキテラス、子供が“お店屋さんごっこ”ができる空間を設けたキッズスペースなど、地域のコミュニティ形成に資するさまざまな場を新設した。旧・倉庫スペース(約20坪)にはガルテンが運営するカフェ「GARDEN COFFEE & Seasonal Wishes」が出店。コーヒーやソフトドリンク、サンドイッチなどを提供する。
 また環境への取り組みとして、リニューアルに当たり伐採したクスノキをキッズスペースのベンチに活用。東急グループが運営する施設で不要となったテーブル、ソファ、厨房施設などもカフェ区画に再利用した。

 開業後は、「たまプラーザ テラス」の全体管理を担うTMDと、東急百貨店、ガルテンが連携し、各空間を活用してイベント、ワークショップを企画・開催していく計画。また「たまプラーザ テラス」に出店しているテナントや、周辺の企業・団体が実施する各種イベントの開催も視野に入れていく。

 リニューアル中の3階フロアも27日に全面オープンする。

「COMMON FIELD たまプラーザ」キッズスペース。子供がのぼって遊べる“小山”を随所に設けた<写真提供:たまプラーザ テラス>
「COMMON FIELD たまプラーザ」デッキテラス<写真提供:たまプラーザ テラス>

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。