不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/12/16

単独ローン、30歳代では62%にとどまる

 カーディフ生命保険(株)は15日、第4回目となる「生活価値観・住まいに関する意識調査」結果を発表した。全国の20~59歳の男女2,000名の回答を集計。調査実施期間は9月8~13日。

 住みたいと思う家を聞いたところ、「戸建て(持ち家)」が59.9%がトップ。以下「マンション・アパート(賃貸)」(19.4%)、「マンション(持ち家)」(16.4%)、「戸建て(賃貸)」(3.0%)。

 住宅購入意向を持つ人に都心と郊外のどちらを志向するか聞いたところ、「都心派」は48.6%、「郊外派」は51.4%と拮抗した。年代別にみると、「郊外派」が30歳代が55%、40歳代が57%とやや優勢に。

 住宅購入時に住宅ローンを利用した人に借入形態について聞いたところ、「単独ローン」が74.5%と圧倒的多数を占めたが、昨年比では4.1ポイント減少している。連帯保証は12.3%、連帯債務が9.8%、ペアローンが2.8%。第一次住宅購入層の中心を占める30歳代では「単独ローン」は約62%にとどまり、「連帯保証」「連帯債務」「ペアローン」といった夫婦やパートナーなどとの収入合算が約38%(昨年比4.8ポイント)に。同社では、物件価格の上昇やダブルインカム世帯の増加などを背景に単独ローン以外の利用者が若年層を中心に増加しているのでは、と分析している。

 住宅購入経験者が住宅購入時にやっておけばよかったと後悔していることについて質問した結果、トップは「団信の特約を付ければよかった」(38.7%)となり、4年連続のトップ。そのように思う理由として「世の中が不安定でローンを払えないリスクが増えている」、「脂肪以外のリスクについても考慮すべきだと思った」などの声が挙がっている。その他は、「住宅ローンを比較すればよかった」(13.5%)、「立地条件を検討すればよかった」(8.4%)など。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。