不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/1

八王子市の大規模分譲地、販売好調

オリーブのシンボルツリーがある円形道路
クラブハウス外観

 トヨタホーム(株)とパナソニック ホームズ(株)は28日、大規模分譲地「八王子みなみ野リトヒルズ」(東京都八王子市、全170区画)を報道陣向けに公開した。

 JR横浜線「八王子みなみ野」駅から徒歩19~20分の立地。開発総面積は3万9,899.67平方メートル。

 まちの正面には、重厚感と高級感のある石積みのウォールとアイアン調のフェンスのタウンゲートを設置。敷地内の3ヵ所にはオリーブのシンボルツリーを植え、そこを囲うように道路を円形にすることで、車を減速させる仕様に。居住者の安全性を高めた。また、各所に歩行者専用道路も配した。

 タウンゲートを入って目の前に、クラブハウスを建設。このほど竣工した。3月より稼働を始める。キッチン付きのラウンジスペース、ウッドデッキ、予約制のワークスペース、防災倉庫等を用意した。当面は事業者側で運営し、2024年をめどに今後設立予定の居住者による管理組合に引き渡す予定。日本の元競泳選手・北島康介氏が代表を務める(株)IMPRINTが提供するウェルビーイング・コミュニティプラットフォーム「スポリューション」を活用。スポーツをはじめとしたさまざまなアクティビティやカルチャープログラムを提供し、コミュニティの形成を図る。

 建物は軽量鉄骨造2階建て。全棟ZEH仕様で、太陽光パネルも搭載する。22年10月に開始した第1期では、31区画を販売。敷地面積は165.06~175.57平方メートル、延床面積は100.12~111.69平方メートル。間取りは3LDK・4LDK。販売価格は6,000万〜6,500万円台。トヨタホームは15区画を販売し、完売した。パナソニック ホームズは16区画を販売し、14区画が契約済み。契約者は、近隣居住の30歳代ファミリー層が中心。長年開発されてきた、住宅地として人気の高い八王子みなみ野エリアで、最後の大規模分譲地ということもあり、高い反響を得た。その結果、当初予定よりも前倒しで販売を進めており、ゴールデンウィークに開始する予定だった第2期1次販売を3月下旬に開始する見込み。販売区画数は6区画(トヨタホーム3区画、パナソニック ホームズ3区画)の予定。

トヨタホームのモデルハウス
パナソニック ホームズのモデルハウス

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分譲

土地や建物を分割して譲渡すること。たとえば、「宅地分譲」は広い土地の一部を宅地として売り渡すこと、「分譲マンション」は一棟の建物及びその敷地を複数に区分して売り渡された住戸(区分所有している建物)である。通常、分割した土地や建物の所有権を売買契約によって移転する方法で行なわれる。

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