不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/4/12

池袋にIoT機器搭載の賃貸マンション

「デュオメゾン池袋」外観。電動キックボードを2台設置している

 (株)リンクジャパン(東京都港区、代表取締役:河千泰 進一氏)は11日、賃貸マンション「デュオメゾン池袋」(東京都豊島区、総戸数14戸)の内覧会を開催した。

 JR線・東京メトロ副都心線「池袋」駅徒歩10分、東京メトロ副都心線「要町」駅徒歩12分に位置。鉄筋コンクリート造4階建て。間取りはワンルーム・1DK・1LDK、専有面積は25~30平方メートル。「持たない暮らし」をコンセプトに、スマートフォンから共用部のオートロック解錠、家電のコントロールが可能なスマートホームを構築。家具・家電のサブスクリプション、電動キックボードシェアサービスも提供する。

 IoT機器は、住戸扉にスマートロックを設置したほか、スマートフォン連動の室内モニター・玄関子機を採用。スマートハブを通して、エアコンやテレビ、リモコン付き家具を声やスマートフォンでコントロールすることができる。温湿度センサーも備え、室温が26℃を超えるとエアコンが自動稼働するなど、快適な暮らしをサポート。デジタルキーの発行により、内廊下への置き配にも対応する。

 住戸内のIoT機器は、各住戸に発行されるQRコードを読み込むと、事前に設定した家電や機器の操作画面が表示され、そのまま利用開始できる仕組み。入退去の際も、次の入居者がスキャンすると、前の入居者情報が自動消去される機能を実装している。

 また、1階部分に防災備蓄倉庫を設置。各住戸に、防災セットを備えた専用ロッカーを割り当てている。ソーラーパネルと蓄電池を設け、ロッカーの奥に充電スポットも用意。災害時、敷地内に設置したマンホールトイレは、近隣住民にも開放する。

 賃料は12万~13万円。3月末より入居募集を開始し、現在は2戸の入居が決まっているという。

共用部のオートロックはスマートフォンから解錠できる
住戸内にはスマートフォン一つでコントロール可能なIoT機器を搭載

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

スマートロック

通信で建物や部屋の鍵機能を制御する装置。英語のsmart lock。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。