不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/7/28

営利16.7%増/毎コム23年5月期

 (株)毎日コムネットは27日、2023年5月期(連結)の決算説明会をオンラインで開催した。

 当期(22年6月1日~23年5月31日)は、売上高212億4,800万円(前期比12.5%増)、営業利益20億8,100万円(同16.7%増)、経常利益20億8,300万円(同22.7%増)、当期純利益13億8,100万円(同24.9%増)の増収増益。当期純利益は、19年5月以来、過去最高益となった。

 不動産ソリューション事業では、不動産デベロップメント部門において3件の売却を実施、今春新たに6棟・408戸をオープンした。新たに4件の土地も取得している。不動産マネジメント部門については、「カレッジコート佐賀」を除き満室スタート。総管理戸数は222棟・1万1,792戸(同3.1%増)となった。事業全体の売上高は177億円4,271万円(同8.3%増)、セグメント利益は26億9,991万円(同4.9%増)。
 学生生活ソリューション事業は、課外活動ソリューション部門において、新型コロナの影響から回復の兆しが見られ、売り上げではコロナ前水準の5割程度まで回復。計画を大きく上回った。その結果、売上高35億553万円(同40.1%増)、セグメント利益2億9,862万円(同689.1%増)を計上した。

 説明会では、同社代表取締役社長の小野田 博幸氏が、24年5月期計画について説明。
 24年5月期は、不動産デベロップメント部門において3物件を売却。新規オープンは3棟・268戸を予定している。売上高は30億7,000万円(同17.8%減)、売上総利益は5億円(同3.7%増)を計画。不動産マネジメント部門については、入居者募集・管理業務のDXを推進。「前期は達成することができなかったが、今期は新規地方物件を含め、満室スタートを目指す」と意気込みを語った。引き続き需要は堅調と見込み、総管理戸数は1万1,986戸、売上高142億8,000万円(同4.2%増)、売上総利益37億1,000万円(同2.4%増)を計画している。

 また、21日に発表した「中期経営計画(24~29年)」にも触れ、50周年を迎える最終年度には、売上高300億円(23年5月期比41%増)、経常利益30億円(同44%増)、当期純利益20億円(同45%増)を目指すとした。「女性役職者割合も、現在の11.8%から25%以上へと伸ばしたい」(同氏)。
 不動産デベロップメント部門では、既存事業の拡大を目指し、学生寮・学生マンションの総管理戸数目標を1万5,000戸に設定。新規地方物件の開発は1,000戸を目標とする。

 通期は、売上高215億円、営業利益21億9,000万円、経常利益21億円、当期純利益13億9,000万円を見込む。

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DX

情報通信技術やデータを活用して、事業の内容や進め方を抜本的に変革すること。英語のdigital transformationの略。

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