不動産ニュース / ハウジング

2023/9/1

ポラス、朝霞に単独住宅展示場

写真左が「PO HAUS ARZILL」外観、写真右が「PO HAUS 和美庵」外観

 ポラスグループで注文住宅を手掛けるポラテック(株)とグローバルホーム(株)は2日、「体感すまいパーク朝霞」(埼玉県朝霞市)をオープンする。1日、オープンに先駆けて、報道陣向けの見学会を開催した。

 「体感すまいパーク」は、グループで展開する注文住宅ブランドのモデルハウス複数棟を建てた単独住宅展示場。ファミリー世帯をターゲットに、ローコスト・中価格帯の住宅ブランドを取り揃えているほか、土地仲介も含めてワンストップで対応する体制を整えている。千葉県の船橋と柏、埼玉県の東浦和、越谷に続き、今回で5拠点目となる。

 東武東上線「朝霞」駅徒歩19分。同線沿線で初の出店。総面積1,372平方メートル。総工費は約7億7,000万円(土地代含む)。ポラテックの木造軸組工法の戸建て商品である「PO HAUS ARZILL(ポウハウス アルジール)」(3階建て、延床面積124.18平方メートル)と「PO HAUS 和美庵」(2階建て、同105.98平方メートル)、「北辰工務店 心」(2階建て、同116.54平方メートル)に加え、グローバルホームの商品「HaS casa(ハスカーサ)」(2階建て、同110.61平方メートル)のモデルハウスを配置。4棟すべて宿泊体験することができる。

 都市型住宅「アルジール」は、スキップフロアと3層吹き抜けの空間をつなぎ、家族それぞれの居場所を設け、お互いの気配が感じられるように設計。プライバシーとパブリックを両立させた。
 和をテーマにした「和美庵」は、日本家屋の田の字の間取りをベースに、柱や梁をあえて露出させ、天井高を上げて開放的な空間に仕上げた。
 「北辰工務店 心」は、共働き家族を想定。家事動線にこだわり、ランドリースペースやファミリークロゼット、家事コーナーなどを設置。狭小敷地でも空を感じられるよう、屋上リビングを設けた。
 フラワーウォールとR曲面のタイル貼りの外観が特徴の「HaS casa」は、ペットとの暮らしに配慮し、内装材や回遊動線にこだわった。室内には大きな吹き抜けやヌックを設け、開放的な空間に仕上げている。ツーバイシックス工法と超高断熱仕様で、断熱等級7を取得している。
 それぞれのモデルハウスには、太陽光発電システム・蓄電池を搭載。省エネ性能向上を測定し、いずれもZEH仕様としている。1坪当たりの単価は「PO HAUS」が約70万円、「北辰工務店 心」が約55万~60万円前半、「HaS casa」が約70万円台。

 同社取締役木造建築事業部事業部長の橋本裕一氏は、見学会で「注文建築の受注が見込める市場の良いエリアに、待望の住宅展示場を出店できた。これまでの展示場での要望や意見を取り入れて、設計を工夫し間取りを作り上げ、リアルサイズで展示している。来場目標は直近3ヵ月で300組以上、年間の受注目標は100棟を目指していく」などと述べた。

写真左が「北辰工務店 心」外観、写真右が「HaS casa」外観

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モデルハウス・モデルルーム

住宅販売などに当たって展示・PRのために建設された住宅または部屋をいう。住宅建築の受注や分譲住宅の販売のために建てる戸建て住宅が「モデルハウス」、マンション販売の場合などにおいて展示する部屋が「モデルルーム」である。

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